前回、医師に「闘病で筋力を無くし、自力で糞をする事ができない子用」の補助として「圧迫排便」を教えて貰った事を記載しました(^^ゞ。
今回はその手順をご紹介したいと思います。
本鳥の圧迫排便をしている時に撮った写真なので、保定・排便・腫瘤大きさ上、本鳥の圧迫排便を優先しての写真撮影の為、分からない部分もあるとは思いますがその点はご了承くださいマセm(__)m。
(動画も一瞬の事で無理でした。何度か圧迫排便の時に試みてはいるのですが・・・。)
・・・それでは圧迫排便の手順です(^^ゞ
💡鳥の圧迫排便時の保定は、鳥さんを文字通り垂直にして行います。
- まずは健康な鳥さんのお尻(肛門の穴)の状態を確認してください。
健康な鳥さんであれば、写真のように保定してみただけで肛門の穴が開いているのが確認できると思います。
(💡本鳥:圧迫排便後の写真です) - 健康な鳥さんのお尻のと肛門の穴の状態です。
尿や糞が溜まっていなければ写真のように皮膚がペッタンコで張っていません。
💡因みに胸骨がありますが、その下(肛門の直ぐ上)は胸骨が無いので触っても柔らかいです。
(胸骨=鳥さんがどれ位太っているか・痩せているかを判断する胸〜お腹に真っ直ぐ伸びている骨の事です。)
💡↓写真は尿・糞が溜まったお腹の張り具合の状態です。
尿や糞が溜まっていると写真↓のように皮膚張ってポコンと膨らんでいるのが分かると思います。
↑の写真と比較すると、膨らみ具合が分かりやすいかと思います。
多少の尿や糞があれば幾らかのふくらみや・皮膚が薄いので糞の色が透けて見えたりもします。
💡別角度から見た尿・糞が出ずにお腹の皮膚が張った状態です
2枚目の写真と比べると張り具合が分かると思います。
因みにかかりつけ医曰く「まだそんなに張っていませんね・・・。」=ビックリ!!
病院からの帰宅後、本当に張った状態の時は上の皮膚が肛門の穴を覆うような位張っていました^^;。
(この時出た糞は約4グラム。) - 写真のように胸骨が無くて柔らかい皮膚の部分、張っているお尻の皮膚を真上(鳥の頭の方)へ軽く引っ張り上げます。
皮膚は柔らかいので力はいりません。
一応加工した指は左手親指ですが、保定して・皮膚を引っ張り上げて・お腹を押す事ができれば、どの指でも構わないと思います。 (💡後に写真を掲載していますが、私は左手で保定して左手親指で押す(片手で保定と圧迫)動作を行っています。) - 健康な鳥さんだと、軽く皮膚を引っ張り上げると、写真のように肛門内の粘膜が見えます。
(普段は中に入っていて見る事は出来ません) - 今回は圧迫排便をした後なので、中の粘膜がくららちゃんでも綺麗に確認できました。
・・・が、尿や糞が詰まっている状態のジャンボは、通常肛門の穴が開くことも・粘膜を見る事も出来ない状態です。 - いよいよお腹を押します。
肛門の皮膚を真上に引っ張り上げた状態(水色)のまま、そこでゆっくりとお腹を押します(赤色)。
お腹は鳥に対して垂直に押します。
(💡一度手を放すと引っ張り上げた皮膚も下がってしまうので押すまで離さないでくださいね。)
溜まった糞を上から押して穴へと絞り出す〜というようなイメージでしょうか?
皮膚が柔らかくパンパンに張っているので、あくまでもゆっくり押してくださいね。
急激に押しても・力任せに押しても出ない(考えたくないですが破裂や中の粘膜が出てしまう〜という)可能性が有ると思われます^^;。 - 通常は肛門を塞いでいた尿が先に出てきて、その後糞が溜まっていれば糞が出ます。
(病院では写真位のお腹の膨らみ程度では尿のみ出ましたが、糞は出ませんでした。)
鳥さんの尿や糞の状態にもよりますが、我が家のジャンボは歯磨き粉のような柔らかくてトロリとした糞をします。
なので、先に出た尿も穴からトロリと(歯磨き粉を絞り出す時のように)顔を出し、拭いてまた押すと尿がトロリと出る〜を2・3回繰り返しました。
そのまま拭かなくても良いとは思いますが、先生が拭き取っていたのと・拭かないと下へ垂れて尾羽(肛門付近の羽毛)が汚れてしまうと思ったのでティッシュで引き取りました。 - 尿が出た後、糞も溜まっていて出す事ができる状態であれば、尿の色に段々と緑色の糞の色が混じり始め〜
・・・と思ったらそのまま押していると、突然柔らかい特大糞がトロリと勢い良く飛び出します。
(歯磨き粉を一気にブチュッと出してしまった感じです^^;。)
糞が固くならないようにフォーミュラー・水分多めに給仕しているせいか(かかりつけ医の許可を得ています)、水分が多く・柔らかめでも水分が多いので飛び散ります^^;。
・・・無事に尿・糞が出ると圧迫排便の成功です♪
❗余談ですが、白い尿が糞よりも多かったり・尿の色が黄色や緑色などに変化すると「痛風」という病気の疑いにもなるので、検便チェックにもなります^^;。
❗通常の投薬時等、横〜斜めに傾けた状態での保定では、圧迫するだけで意味はありません。−かかりつけ医談。
(*^^*)
歯磨き粉(チューブ)で練習しても良いかな、と思います(*^^*)
…お分かりいただけたでしょうか^^;?
元々のモデルが圧迫排便している(した後)のジャンボ本鳥なので、大きくなった腫瘤に隠れて見にくいかもしれませんね・・・。
動画も撮れませんでしたし・・・。
(💡本鳥が大人しい子だったのでここまで撮れましたがこれ以上は負担になるので・・・m(__)m。)
今回mixiの方で「糞の出し方を知りたい」という方が多かったのでブログでも掲載しました。
・・・が、実際に行われる場合は一度かかりつけ医に鳥さんの糞やお尻などを診察して貰い、許可や実演を見せて貰ってから行ってくださいね。
糞が出ないといっても「結石・糞が固くなっている」といった別の可能性が有るので、独断では行わないようにしてくださいマセ。
こちらはあくまでも「こういう方法もありますよ。」というリクエストによる参考手順写真です。
・・・次回はくららちゃんの「糞が出なくなるまで〜圧迫排便で出た特大糞」等、糞写真ばかりの内容となる予定です^^;。
あらかじめご了承くださいマセm(__)m。
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食欲はあるのですが糞が出にくく肛門を刺激してマッサージしてもまとまった下痢糞を1日3回すればいい方で昨日からは更に出にくくなったようで糞が腸内にありすぎたせいか臭いも出だしたので圧迫排便の記事を参考に試してみました。
衣服に大量の糞がかかってしまいましたがなんとか排便させる事が出来ました!
まだ予断は許されませんがこれで毎日圧迫排便をしてすこしでも楽にしてあげる事が出来ます。
圧迫排便や糞の形状の画像など丁寧に説明して下さりありがとうございます<(_ _*)>
本当感謝です。
コメントに気づくのが遅く、お返事が遅くなってしまいすみませんでした。
とても分りにくい説明でしたが、少しでもお役に立てたようで嬉しいです。
あすかさんの所にはスズメちゃんがいるんですね。
スズメちゃんはジャンボと違って小さいので圧迫排便するのも大変だと思います。
でも一生懸命補助されて無事に出してあげる事が出来たんですね。
本当に良かったです。
こうして少しでも我が家の闘病記がお役に立ってくれれば、それ以上にうれしい事はありません。
載せるのも躊躇いそうな記事ではありましたが載せて良かったと思います。
こちらこそ有難う御座いました。
スズメちゃん、糞の補助をして貰いながら、少しでも快適に長くあすかさんと一緒に過ごせますように・・・。
先日、我が家の高齢の文鳥が老衰の影響で糞をしなくなってしまい、対処法を探していたところでこちらの記事にたどり着きまして、おかげさまでなんとか排便させてあげることが出来ました。
近所に小鳥を診られる動物病院が無く、長時間の移動に耐えるだけの体力があるかも不安な状態だったため、おうちで対処出来る方法を載せていただいていて助かりました。
数日後にその文鳥は亡くなってしまったのですが、お陰様でコロナの自主隔離のために家を離れていた私の母の帰宅が間に合いまして、大好きな母に看取られながら手のひらの上で眠るように息を引き取っていきました。
うず惚れさんのブログが無ければ歯切れの悪いお別れになっていたかもしれませんが、有益な情報を紹介していただいたお陰で幸せな最期を迎えさせてあげられたと思います。
本当にありがとうございました。
初めまして。
まずは文鳥さんのご冥福をお祈り致します。
かなり昔の拙い記事にも関わらず、記事を見つけてくださりありがとうございます。
高齢の文鳥さんが老衰の影響で糞をしなくなってしまったんですね...。
文鳥さんは亡くなられたとの事ですが、大好きなお母様が旅立ちに間に合い見送る事が出来たとの事。
きっと文鳥さんは、皆様に見守られ安心して眠りにつかれたのではないでしょうか。
老衰で旅立たれる程長生きされて、最後まで文鳥さんのために諦めず出来る事を探されたぶんぶんさん。
文鳥さんは愛されて幸せな鳥生だったと思います。
分かりにくく拙い文ではありましたが、少しでもお役に立つ事が出来ましたら、この記事で圧迫排便をしていたくららの経験もまた、無駄ではなかったと思えます。
こちらこそ、記事を見つけてくださり、コメントまでありがとうございました。
改めて文鳥さんのご冥福をお祈り致しますと共に、ぶんぶんさんご家族も、どうぞおお大事にしてくださいね。