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初めて「愛鳥闘病記」を読まれる方は、最初に「闘病日記を読まれる前に読んで欲しい事柄」をご覧の上、「自己責任」にて読んで下さいますようお願い致します。特に「写真等苦手な方は」スルーされる事をお勧めします。 

2016年07月11日

〜【愛鳥闘病記】:チロルちゃん老齢の波が?−レントゲン結果・2〜

こんにちは。
暑い日が続いていますが(お住まいの地域によっては寒くてストーブを点けておられる方も)皆さま・鳥さん達は如何お過ごしでしょうか?
いつも見に来て下さり有難うございます。

普段の様子に違和感を感じ、病院での診察で軽い趾瘤症腎肥大ー痛風の可能性が見つかったチロルちゃん。
意を決してお願いしたレントゲンで、軽い腎肥大の他にももう一つ、気になる点が見つかりました・・・。

先生曰く、「右側・翼の曲げ伸ばしをする辺りの骨にもカルシウムの沈着が見られますね」との事。
通常、問題の無いセキセイのレントゲン写真は、骨が均等に透き通っているそうです。
・・・が、チロルちゃんの場合は問題の部分が微妙にまだら模様
一緒に確認させて頂きましたが、骨の透け具合に濃淡が有るとの事でした。

鳥のレントゲン写真:
飼鳥の医学by横浜小鳥の病院6.正常なレントゲン解剖ー(2) 正常なセキセイインコのオスのレントゲン写真・VD像
・上記同サイト:
2.症例 レントゲン写真 VD像:カルシウム沈着写真
鳥のつばさの骨格の理解:チロルちゃんの場合、丁度こちらの画像−人で言う手首に当たる部分〜ひじ辺りになります。
レントゲンは仰向けで撮るので、向かって左側が右の翼になります。

その結果、チロルちゃんには軽度ではあるものの「多骨性骨化過剰症(PH)ーカルシウム(Ca)代謝に関係する病気」の症状が見られるという事が分かりました・・・。

多骨性骨化過剰症(PH)について:
わたらい先生の憂鬱多発性骨化過剰症


多骨性骨化過剰症(PH)の症状は

  • 足の麻痺ー足を挙げる・動かさない・神経圧迫
  • 飛ばなくなる

等々、既に診断を受けた趾瘤症腎肥大ととてもよく似ていました・・・(・・;)

考えられる原因としては、

  • セキセイインコに良く見られる
  • 特にカルシウムの沈着は高齢の子に多い

・・・という事の他に、精巣腫瘍を併発している・あるいは将来発症する可能性が有るかも〜との事でした\(◎o◎)/!。
・・・と言うのも、多骨性骨化過剰症(PH)には多くの場合

  • 精巣肥大ー足の神経圧迫
  • 過発情・あるいは産卵をしない雄雌に起こり易いー発情と産卵のアンバランス
  • エストロゲンの過剰症―生理現象

といった発情が関係している事が多いそうです。

過発情、あるいは卵巣・精巣腫瘍を疑って病院で診て貰った結果、多骨性骨化過剰症がレントゲンで確認された〜と言うケースが多い、との事でした。

チロルちゃんにもレントゲンでは微少の精巣肥大が見られたそうです。
まだ良く見ないと気付かない位、ごくごく微少な物ではあるそうですが・・・。
(精巣肥大かも〜と疑って見るから気付いた、と言う程度)

精巣腫瘍と発情について:
飼鳥の医学by横浜小鳥の病院飼い鳥の発情ー雌の持続発情に関連する問題点 5.
・上記同サイト精巣腫瘍
小鳥のセンター病院 小鳥の病気.com鳥さんの発情 No.16
🚩チロルちゃんのレントゲン写真は、まだ軽度・翼の一部分だけなので、上記サイトのレントゲン写真程ハッキリ・広い部分で見られた訳ではありませんが・・・。

多骨性骨化過剰症(PH)と精巣腫瘍は、高齢化と共に起こる生理的なものと発情の有無が関係しているようですね^^;。(ちょっと難しかったです^^;)

・・・チロルちゃんの場合は、これまで余り他の子達と群れず・1羽でまったりしている事が多かったので、発情行為は全く見た事が無い子でした。
精巣腫瘍って過発情の子に見られるとばかり思っていました・・・

・・・そんなこんなで、ちょっと足の様子を診て貰うだけのはずだったチロルちゃん。

軽い趾瘤症の他に、同じく軽度の腎肥大ー痛風の可能性多骨性骨化過剰症(PH)精巣腫瘍の可能性〜という複数の病気(症状)と、今後発症するかもしれない病気が見つかる、という結果になりました・・・。
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posted by うず惚れ at 07:51 | Comment(2) | TrackBack(0) | ■愛鳥闘病記ー頑張ってます!! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月06日

〜【愛鳥闘病記】:チロルちゃんの老齢の波が?−レントゲン結果編・1〜

※)今回は病鳥写真が複数枚含まれています。
(写真は小さく掲載しています。画像をクリックすると大きな写真を見る事が出来ます)

こんにちは。
いつも来て下さり有難うございます。

前回、一大決心をして病院へ連れて行き、「軽度の趾瘤症」だと分かったチロルちゃん。
今回は更に一大決心をしてレントゲンを撮って貰ったその後ですが・・・。

先生の予想通りレントゲンで、ほんの少しではありますが腎臓が肥大している事が確認されました。
チロルちゃんは軽度の「腎肥大」ー腎疾患持ちでした・・・。

腎肥大で見られる症状は、足の神経等が圧迫される事で、

  • 止まり木から落ちる・止まりたがらない・足を挙げたままになる・引きずる
  • 痛み・足裏の発赤
  • 足の麻痺・握力低下・活動低下

等々が見られるとの事。
=前回先生から教えて頂いたチロルちゃんの足の症状診断された趾瘤症の症状ととてもよく似ていて驚きました。

腎肥大(足の痛み)について:
小鳥のセンター病院 小鳥の病気.com足を痛がる、足を挙げている、力が入らない(跛行する)
飼鳥の医学by横浜小鳥の病院歩行異常

考えられる原因としては、

  • 年齢が上がるにつれて、どうしても腎機能は低下してくる
  • 胃にカルシウムの沈着が見られる
    =カルシウムの過剰摂取でも腎臓が肥大する事が有る。
  • 消化がゆっくりなのでお腹が空く間隔が遅く、餌を食べる量が減っている可能性も考えられる
    食欲減少
    🚩・・・チロルちゃんの主食はシードとペレット半々で、100%ペレット食ではありません。
    けれどペレットも半分食べていて、常時ネクトンS も与えているので、必要以上にカルシウムの補給はいらなかったかも知れません。

    🚩チロルちゃんは普段、補助食として入れてあるカルシウム・ミネラルが大好きでした。(食欲が落ちた時も食べてくれるほど)
    他の子よりも小柄で食が細く、尚且つ他の子達は余り好んで食べなかったカルシウムを良く食べていたので、食べてくれるのであれば〜と思って与えていたのが、長年に渡りつり積もってしまったのかも知れないです・・・(;_:)。

    カルシウムー「ハイペット 小鳥のカルシウム バードカルシウム」 
    ハイペット 小鳥の食べる砂ミネラルサンド 

    💧カルシウムの沈着は、高齢になるにつれて出てくる症状立ったので、もっと気を付けてあげれば良かったです・・・(;_:)。

    💧昨年3月、オカメのポポが、カルシウム過剰症だとレントゲンで分かり、カルシウム不要になったので、その時にチロルちゃんも気遣ってあげるべきでした・・・。
    (こちらの闘病記もまだ途中でしたね

今後注意すべき点として、「腎疾患から関節・内臓痛風になる可能性もありますとの事でした・・・。

痛風は、足(関節)か体内(内臓)に症状が出る〜という違いはありますが、

  • 10歳以上の高齢鳥に見られる病気
  • たんぱく質の過剰摂取・尿酸の沈着
  • 暑さ(保温のし過ぎ等)・水分不足(脱水症状)
  • カルシウムの過剰摂取=すぐ撤去しました

・・・によって発症・悪化する可能性が有るそうです。

痛風について:
山田動物病院:小鳥の診察室(記事は下の方になります)痛風
大阪府堺市キキ動物病院鳥の痛風(脚をあげる、握力低下、止まり木から落ちる、脚にできもの、など)【大阪府堺市の動物病院】
どうぶつ親子手帳鳥さんの病気 痛風

痛風の症状は趾瘤症とほぼ同じなので、これからは「特に足の様子を良く見てあげてください」との事でした。

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posted by うず惚れ at 05:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | ■愛鳥闘病記ー頑張ってます!! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月03日

〜【愛鳥闘病記】:チロルちゃんに老齢の波が?ー診察編〜

こんにちは。
いつも読みに来て下さり有難うございます。

以前、チロルちゃんの闘病記ー違和感編ーを書いてから、早くも1ヶ月以上が経とうとしています^^;。
なかなか書く事が出来ませんでしたが、ようやく再開です。

まずは病院を予約しつつも、チロルちゃん本鳥を連れて行くかどうか迷っていたその後ですが・・・。
「どうも糞検査だけでは分からないような〜」と言う気持ちが強い私。
一晩悩んだ翌日4月5日、病院に連れて行く時間ギリギリに移動用ケージに入れて、体重測定をしながらチロルちゃんの様子を見て決める事にしました。

体重は前日とほぼ同じ27.7g
相変わらずドキドキ怖がっていはいましたが、「車で15分の移動であれば何とか行けそうかな?」と言う事で思い切って連れて行く事に決めました

こちらの写真は昨年12月に体重測定時に撮った写真です。病院に行く前後には出来るだけ刺激させたくなかったので写真は撮れません^^;。でも、いつもこんな感じです(^^;。(両足にあまり力が入っておらず、グー状態になっています。) 

5 足の指は丸いまま.JPG

チロルちゃんを病院に連れて行ったのはかなり久しぶりだったので、先生も「無事に連れて来られたんですね=^_^=」と、少しホッとしたようでした。
糞だけ診て貰った事は何度かありますが・・・)
そうして早速糞検査と体触診の始まりです。

まずは糞検査:

  • 少し未消化気味のものが混じっているものの、問題無し

体全体の触診

  • 体重は27.7gと減ってはいるものの、胸骨は出ていない
  • 元々小柄なので30gを切っていても健康体
  • 27g〜30gがチロルちゃんの大体の標準体重だと思って良い。
    (すっごく小柄ですね^^;。30gを切っただけでドキドキしてしまいます^^;)

との事でした。

そうして気になる症状ー「止まり木から頻繁に落ちるようになった?」「餌箱には行くもののなかなか食べていない(食が細い)ような?」ーという点についていですが・・・。

先生は何気にチロルちゃんの足の裏を見て一言。
両足(指)、特に左足(指)裏に、赤い発赤と炎症が見られますね・・・。」と言う事で、「軽度の「趾瘤症(しりゅうしょう)」になっている事が分かりました。

趾瘤症について:
飼鳥の医学by横浜小鳥の病院疼痛による歩行異常「趾瘤症」
クリニックのペットバードたち足の問題趾瘤症
足と嘴のケアとその疾病:趾瘤症(しりゅうしょう、bumblefoot)
・Birdstory:セキセイインコの止まり木のこと


こちらの写真は投薬終了(10日分)間近に撮った写真です。趾瘤症が見つかった当時は写真を撮る事が出来なかったので、後ほど撮りました。それでもまた丸印で囲った部分には赤く・多少腫れたり・擦れているような症状が残っているのが分かるでしょうか?

3 左足のみ赤色残る.JPG


先生曰く、「趾瘤症」の原因には、

  • 肥満・腹水等による足への負担増
  • 握力低下による足裏への負担増
  • 片足の障害による健康な足への負担増
  • 不適切な止まり木(の大きさ・形状)による炎症
  • 運動不足

等々があげられ、その結果足裏が

  • 負担ががかかった足裏が炎症・感染を起こす
  • 赤くなって擦れたり・腫れたり(肉芽腫)
  • 進行して行くと痛みや出血・感染症・肉芽腫が増殖する
    =止まり木から落ちる・止まりたがらない・傷み・食欲低下

・・・という症状になるそうです。


チロルちゃんの場合
元々両足がグーの状態ー体重・握力低下による足裏への負担
  • 高齢ー高齢に伴う神経障害
  • ほとんど飛ばず・1か所でまったりして過ごす事が多いー運動不足(とはまた違うけれど)

等々の生活状態から、「元々、足の裏には多少の皮膚の赤み・擦れ等はありまものね。」との事でした。

IMG_4007.JPG

↑止まり木に乗っている写真(以前の写真です)

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posted by うず惚れ at 06:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | ■愛鳥闘病記ー頑張ってます!! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする