注)今回は糞の写真が数枚含まれています。
こんにちは、今回も来て下さり有難う御座います。
先日4/19日に体重の増加に関して鳥専門医のいる動物病院へ行ってきたくららちゃん。
エサの消化不良・糞が出ずに溜まる・肺にある水が増えた〜といった、私達夫婦が心配していた事は問題ない事が分かり一安心した次第であることは、前回の日記で書かせて頂きました。
が、新たに見つかった症状も・・・。
どうやらこの新たに見つかった症状=そのうが下に下がってきている、という症状が、くららちゃんの体重増加に関係しているかも〜という新事実が判明しました。
そのうが下がる〜という状態は、これまでも我が家で11歳まで生きたセキセイに見られた病状で、年齢と共にそのうが有るべき位置から無いはずの位置へと下がって行ってしまう状態の事を言います。
くららちゃんの場合、どうやら先の換羽で痩せ、腫瘤がシワシワになるほど皮膚が余った時に、そのうが収縮に伴って腫瘤の方へ引っ張られてしまったようです。
結果、そのうがたるみ、食滞・そのう炎等も起こしやすくなるという状態になってしまいます・・・。

↑そのうがお腹の辺りにまで落ちてしまった状態の頃のルーチィちゃんという子です。 そのうがお腹の辺りにあるので、見た感じ卵持ちか・腹水のような状態に似ていると思います。(最終的にこの子はこの症状で嘔吐他で闘病の末に亡くなりました・・・。)私達がくららちゃんの痩せ具体を知る為に触っていた胸骨の辺りに「プニプニとしたものが有る=肺の水が増えた?」と思っていたそのプニプニは、先生曰く「これはそのうですね。そのうがこの位置に来ています。」という新事実だったのでした。
そのうが下に下がっていた為に、もしかするとエサを食べても下に下りるのも・糞になって体外に出るのもゆっくりだったため、体重が70グラム台まで増えていた可能性が考えられるとの結論に至りました。

↑上から見た感じ。写真向かって左から腫瘤と胸骨とそのうが隣りあわせといった感じです(・・;)。幸いルーチィちゃんとは違い、腫瘤が有るのでそれ以上そのうが下がる事は無さそうとの事でした。
ただ、ずっとこの状態が続いた場合、誤嚥や食滞・そのう炎も起きやすい状態にある事、特に誤嚥を起こした場合は急に容態が悪化・呼吸困難に陥る可能性が高いとの危険性の説明も受けました。

↑くららちゃんの場合、腫瘤と足の間にこんなに隙間が有るほど痩せているのに、体重だけが増えるなんて変だと思いましたが、まさかルーチィちゃんと同じ状態だとは・・・。
体重の増加に関しては、- 糞が自力排便・圧迫排便で出ているのでエサがきちんと下りて糞になって出てきているので、今のところは食滞やそのう炎を起こしている可能性は低い。
- これまで以上にフォーミュラー(流動食)を与える際は誤嚥をしないように気を付ける事。
- 体重測定などでくららちゃんのお気に入り姿勢だった仰向けコロリンも、そのうが下がった事で肺他の臓器を圧迫・呼吸も苦しく感じられると思うので、これからは出来るだけ仰向け状態にはしない。うつ伏せ&通常の姿勢で〜。
↑写真のようなコロリン姿勢はダメなのね・・・。
↑今度からはこんな風にそっと、優しく・・・ね♪
- 換羽で(診察中も)沢山の羽が抜けたので、換羽用ビタミン剤と肝機能を補助する(これでそのうからのエサも下りやすくなる。)薬を、換羽が終わるまでの約20日間処方するので、それで様子を見る。
- 薬の効果が有れば(換羽で体重も落ちるとは思うが)、これ以上体重が増加したりする事は無いと思う。
- くららちゃん本鳥の体重は、基本(憶測で)増えてはいない。
- 以前同様60グラムボーダーラインである事に変わりは無い。
- 糞もゆっくりでもエサがきちんと下りてくれれば、ゆっくり自力でしてくれるようになる。
- 換羽用ビタミン剤で体重が極端に減らないでくれればそれで良し。
- 容態変化の観察の目安としては、食滞・そのう炎から来る「嘔吐・口の中からの悪臭・糞が出なくなる」、誤嚥の場合は急激な呼吸困難。
(誤嚥の場合、酸素吸入は役に立たないそうです・・・。)
・・・と言う事で、肝機能を補助・換羽用ビタミン剤をブレンドした薬を20日間分頂き、新たな症状の判明と共に帰宅した私達夫婦でした。
幸い、薬が直ぐに効きだしたらしく、(換羽のせいもありますが)体重は直ぐに67〜66グラムに戻り、糞も小さくなり自力で排便できるようになりました♪

↑自力排便をしていた頃よりはまだ大きいですが、そんな大きな糞を、補助しなくても頑張って出してくれるようになりました。
「先に出してから随分時間が経ったなぁ。排泄腔診てみよう。」と思って診ると案の定ポッコリでは無いのですが張っているので、「圧迫排便で補助を〜」と用意している間に、その場でお尻フリフリ・力んでしてくれるようになったので、今は圧迫排便もほとんどと言って良いほどしなくなりました。
↑写真は違いますが、時には膨らんだお腹〜お尻の穴を刺激してあげるだけで、お尻フリフリ、自分でしてくれます。
そのタイミングを見計らうのが難しく、特にケージ掃除中にコリコリしてあげている主人の手の上でプリッという事が多く、一番確率が高いのでした(^^ゞ。くららちゃんの場合、フォーミュラーも糞をしてもらう為と栄養面から、朝晩2回スポイドで5滴〜7滴のみ(まだ強制給仕をするほどではないので。与えすぎると満腹になって自分で食べてくれなくなってしまう事もあります。)与えていますが、お薬を混ぜた水も良く飲んでくれている為、腎臓の機能低下も考えられるので、薬を処方したいところ・・・。
利尿剤を出したいけれど、「脱水症状になっても〜。逆に肝臓に負担がかかるし・・・」と、毎回先生はジレンマに陥っています。
本当に色々な症状が有って・レントゲンや検査も出来なくて・・・。
そんな中で色々と私達の意向を聞きつつ、最優先して与えた方が良い薬の処方や・今出来る事を一生懸命考えて診察・治療をして下さる先生なので、本当に感謝しています。
くららちゃんの換羽が終わるまで油断はできませんが、羽が抜けるのも少なくなりましたし、何よりも自分で自力排便をしてくれるようになった事が嬉しいです。
最近は腫瘤もシワシワにたるんできて、前よりも圧迫排便をする時に排泄腔を押す事が大変になって来たんですよね・・・(・・;)。
・・・そんなくららちゃんは、今日もお薬を飲みつつ体重も67グラム前後。
エサも良く食べ・糞もし(主人の手の上や体重計の上など(^^ゞ)、ご機嫌で鳴いてくれます。
少しでも薬が効いてくれたのだとしたら嬉しいなぁ・・・。
でも換羽が終わってもこれ以上体重は減らないで安定して欲しいなぁ・・・と思う今回の通院でした。
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