※)今回は足の腫れを写した写真が数枚含まれています。
今回は過去の日記やチロルちゃんの病気の参考になる鳥さんサイトを多数リンクしています。
こんにちは。
なかなか更新が進まなくてすみません・・・。
自分の体調不良もありますが、何よりもチロルちゃんの事が心配で・・・。
以前一部ではありますが、それでも沢山の闘病記を書かせて貰ったくららちゃん等のことを思い出し、なかなかブログに向かう事が出来ませんでした・・・。
でもチロルちゃんも頑張っているものね。
早速書いていきたいと思います。
前回、8月29日(日)に、チロルちゃんの足が何となく腫れているように感じて、病院へ連れて行った8月31日(水)のお話です。
診察に連れて行く当日も、移動用ケージに入れる前に見た右足は、やっぱり腫れているように感じます(黄色の丸の中)。何だか嫌な予感が頭をよぎりました。
↓
先生に呼ばれ、診察室へ・・・。
先生:「今日はどうされましたか?」
私:「「趾瘤症」の再発は見られないんですが、相変わらず右足を浮かせているのがどうしても気になるんです。」「先日足を見てみたんですが、何となく右足が腫れているような気もして・・・」
先生:「そうですか。どれどれ〜。チロルちゃん、ちょっと足を診せてね〜。」
まだ触診は行わず、ケージ越しに覗き込む先生。
・・・それだけなのに「ギャ〜ギャ〜!!」鳴くチロルちゃん💦。
すると・・・?
「あぁ〜。確かに腫れていますね〜。」と一言。
私:「分かりますか!?」
先生:「そうですね。ケージ越しでも明らかに腫れているのは分かりますね。」
私:「!?」(一目見ただけで腫れているのが分かった先生です!!)
先生:「ちょっとチロルちゃん、足を良く診せてね〜」−逃げるチロルちゃんを保定。
先生:「この部分ですね。結構腫れていますね・・・。」
私達が気になっていた腫れの部分。先生に保定して貰い、しっかりと診せて貰ったその足の部分は確かに腫れていたのした。(黄色の丸印内)
↓
診察の結果は・・・。
関節痛風でした・・・。
初めて趾瘤症が見つかった時、「考えられる原因」として、また「今後発症するかもしれない病気」として伝えられていた病気でした・・・。
![]() ・〜【愛鳥闘病記】:チロルちゃんの老齢の波が?−レントゲン結果編・1〜(こちらの記事後半には閲覧注意の写真が含まれています) ・〜【愛鳥闘病記】:チロルちゃん老齢の波が?−レントゲン結果・2〜 ・〜【愛鳥闘病記】:チロルちゃん、病院へ行ってきました〜 |
先生:「普段は右足を上げている事が多かったので、羽毛に隠れてよく見えなかった(見せてくれなかった)のでしょうね💧。」←(-"-)「結構腫れていますので、少しずつ腫れて来ていたのではないでしょうか?」
・・・確かに、いつも足を上げているチロルちゃんを改めて見てみても、腫れている足の部分は羽毛に隠れていてなかなか見る事が出来ませんでした・・・。
↓
先生のお話では、
- 高齢による腎機能の低下ー進行(悪化)から発症したもの=腎不全。
- これまで腎疾患用ペレット(フォーミュラーAK)への切り替えー食事療(予防)をして来たものの発症してしまった。
(逆に言えば、早めに食事療法を始めたので今になって発症した。) - どうしても老鳥には避けられない症状とも言える。
- 足の晴れ部分は、体外に排出出来なくなった尿酸が溜まり腫れている可能性が高い(ほぼ確実)ー足の関節等に尿酸は溜まり易い=腫れたり白色結節が出来てしまう。
痛風の診断には血液検査を行う事が必要ですが、チロルちゃんの場合は体質上行う事が出来ませんでした。今回関節痛風の明らかな症状が出たため、検査無しでの診断となりました。ー類似症例:セキセイインコに見られた脚端部の腫脹
との事でした・・・。
その為、これからの治療については、
- 食事療法:
- 腎不全を起こしてしまった(失った)機能部分は再生・回復しないので、これ以上良い部分が悪化しないようにする対症治療になる。
- どの位機能しなくなって・正常な部分が残っているのか〜を調べる事は出来ないので、少しでも正常に残っている部分に負担をかけない生活環境にする。
- まずは食事療法ーこれまで同様、腎疾患用ペレット(フォーミュラーAK)を食べて貰う。出来れば100%ペレットに切り替える事が望ましい。
- 痛風治療:
- 直ぐに尿酸値を下げたり・尿酸量を抑える薬の投与が必要。(一生続きます)
- 痛みは「痛風」と言う名の通りあるはず。痛みで足を上げていた可能性も。(風が吹いても痛い、と言われる位の痛みです)
- (以前から説明されたていたように)痛み止めは腎臓に負担がかかるものしかないので、今は積極的に投与しない方針で行きたい。
- 処方する関節痛風用の薬が効いてくれば、腫れも引いてきて痛みも和らいでくるはず。ー経過を見て行く。
- 薬はとりあえず1ヶ月分処方、飲水に混ぜて投薬。
- 飲み易くする為、少量の甘味料も混ぜておく。
- 薬ー水分を沢山摂って欲しいので、野菜は暫く与えない事。
野菜に含まれる水分を沢山摂ると飲水(薬)を飲まなくなってしまう為。
- 輸液療法:
- 薬の効果が見られず腫れや白色結節の数が増えて来る場合は、尿酸値を下げるために点滴をする事も出来るが、その場合は1週間に2回位〜と、定期的に通って貰わなければ効果が無い。
飲水不足で脱水症状ー腎不全の悪化となるため、経口飲水よりも効果のある輸液治療になるそうです。溜まった尿酸を体外に出す助けにもなるとの事。
- 足に痛みを抱えているチロルちゃんに負担がかかる事が心配。ー今は薬の効果が出てくるか経過を見ながら応相談。
- 薬の効果が見られず腫れや白色結節の数が増えて来る場合は、尿酸値を下げるために点滴をする事も出来るが、その場合は1週間に2回位〜と、定期的に通って貰わなければ効果が無い。
- その他:
- 糞検査の結果は、いつも通り軟便気味ではあるものの問題無し。
- とりあえず整腸剤なども与えないで薬のみにする事。
- ネクトンSは薬に混ぜても問題無し。
- 薬が無くなる1ヵ月後に再度診察。通院が負担になるようであればチロルちゃんは無理に連れて来なくても良いとの事。
- あるいはチロルちゃんの様子が変化・心配な場合は電話で随時相談後、応診察。
・・・と言う事になりました。
そうして触診の際、もう一つの症状が見つかりました。
以前、チロルちゃんと同居していたお兄ちゃん:ピコちゃんが発症したのと同じものー尾脂腺腫でした・・・❗。
こちらも鳥には多い、尾脂腺に出来る腫瘍です。
チロルちゃんの負担を考え写真は撮りませんでしたが、ピコお兄ちゃんとほとんど同じ、尾脂腺の周辺に小さな腫瘍の塊が幾つも出来ていました・・・。
こちらは以前、ブログに載せたピコお兄ちゃんの尾脂腺腫の写真です。
↓
こちらは全く気付きませんでした・・・。
保定しても、よほどの事が無い限り背中の方ー尾脂腺までチェックする事はありませんでした・・・。(発作を起こしてしまうので)
病院で触診して貰わなければ気付かないままでした。
こちらはピコちゃんと・当時お世話になっていた鳥専門医同様、
- チロルちゃんの場合、悪性・良性科の判断は難しいがものの、もしかすると腫瘍(しゅよう)ではなく腫瘤(しゅりゅう)−出来物・こぶの可能性があるとの事。
腫瘍と腫瘤の違い:腫瘍と腫瘤のちがいは?
・ブログで多々闘病記を載せたくららちゃんも「腫瘤」でした。 - まだ小さくて特に悪さをしておらず、チロルちゃんも気にしていない事から、暫くは様子を見て行く。
- 大きくなってきたり、チロルちゃんが気にして齧ってしまうようになったら手術も検討する。
との事でした。
先生の言葉からは「それほど心配するような物ではなさそう」「手術するほど悪くはならない」といったニュアンスを感じ、ひとまずホッとしました。
・・・万が一手術になっても、痛風を抱えているチロルちゃんには体力他色々な面で難しいと思います・・・。
・・・それにしても、恐れていた関節痛風を発症してしまったチロルちゃん。
どの病気にもなって欲しくはありませんが、この痛風だけはどうしても避けたかった一つの病気でした・・・(;_;)。
診察から帰宅したチロルちゃん。変わらず痛い右足を浮かせています。赤い矢印の先が腫れている部分です。確かにいつも足を浮かせたりしていると、羽毛に隠れて腫れている部分が見えないですね^^;。これからは要注意です!!
↓
我が家では3年ほど前に、急性関節痛風であっと言う間に亡くなってしまったミントちゃんがいます。(リンク先には閲覧注意の写真ーミントちゃんの関節痛風末期の足の写真ーが掲載されています。)
その子とどうしても重なってしまうからです・・・。
チロルちゃんも同じようにあっと言う間に悪化して亡くなってしまうのか・・・!?
それが一番怖かったのです・・・。
腎疾患用のペレットも100%ではないものの食べてくれていたチロルちゃん🎀。
繰り返す趾瘤症もほぼ完治し、これからはゆっくりのんびり老後の生活を〜と思っていたチロルちゃんだったのに・・・。
12月で13歳になるチロルちゃん。
長生きしてくれる事はとても嬉しい事ですが、病気になる事無く穏やかに暮らして貰う、と言うのは難しいのでしょうかね・・・。
残念です。
・・・とは言え、凹んでばかりもいられません
一番大変なのは、小さな体で激しい痛みに耐えているチロルちゃんです!!
私達は先生と連携を取りながら、少しでも腎不全と痛風の悪化を抑えて、過ごしやすい環境を作ってあげなければなりません‼
そうして今は、関節痛風が見つかってから早約1ヶ月になります。
チロルちゃんは本当に良く頑張ってくれていますが、医師には「いつ何があってもおかしくない状態だと思って、心の準備だけはしていて下さいね」と言われている状態です・・・(>_<)。
これか先、暫く続きますが、チロルちゃんの関節痛風闘病日記を書いて行きたいと思います。
出来るだけ早く更新して、今現在のリアルタイム闘病記を綴っていけるように!!と思っています!!
・・・勿論、我が家の最年長オカメや、新たに家族となったヒメウズラ兄弟姉妹達の事も💦。
⛳未だ編集中の「我が家の鳥達:ただ今6羽」と家族が入れ替わった「ブログタイトル部分の写真」も完成・新たにしたいものです(^^ゞ。 |
・・・と言う訳で、ようやくチロルちゃんの病名と本格闘病日記を書き出す事が出来ました。
ここまで一気に書いて来たので、かなり長くなってしまいました。
こまめに更新すれば少しずつ書いて行く事が出来るのに〜ですね^^;。
最後まで読んで下さり本当に有難うございました。
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