注)今回は腫瘤のアップ写真が含まれています。
こんにちは、前回の予告通り(^^ゞくららちゃんの状態変化とその診察結果について、少しずつ書いていきたいと思います。
苦手な方はスルーして下さいね。
今回は、前回掲載した状態変化と疑問の中から、順番が少し前後してしまいますが「疑問2」の「体重減少」について書いて行こうと思います。
くららちゃんが腫瘤を持ってから本鳥の体重は分からなくなり、腫瘤込みの体重でこれまで記録を取ってきました。
今は腫瘤の成長がひとまず落ち着いているようなので、大きくなってきていた時と比べても、体重変化が分かり易くなったこの頃です。
以前は圧迫排便の補助やまだ体内に食べたエサが残っていた頃の体重は、最高体重が70グラム前後、糞をある程度出しても最低体重は65グラムというのが平均的。
ほとんど糞もエサも残っていない時は62グラムになる時もあり、かかりつけ医から「この体重が今のくららちゃんの最低基準と思うと良いですよ。」とのアドバイス。
それでも糞や食べたエサがゆっくり下りてくるためか、平均65〜70グラムをキープしており、62グラムまで落ちる事はほとんど無く、「腫瘤が大きくなっておらず体重が減らないのであれば、まだいい方かな?」と思っていた4月まででした。
・・・そんな中、春に備えてくららちゃんも律儀に換羽期に入ってしまい、おまけに腫瘤をどこかに引っかけた際に出血した、その出血痕がカサブタとして残っており、そのカサブタをまたどこかに引っかけて出血する〜の繰り返しで4月に突入。
ただでさえ換羽で体力が弱るところへ、直ぐ止まるものの少量の出血続きで体重は毎日のように減少傾向になってしまったのでした。
糞やエサが体内に残っていても70グラムあった最大体重は65〜67グラムにまで落ち、最少体重は糞やエサが残っていても最少体重は63グラム前後まで落ちてしまいました。
食欲は比較的旺盛で自分で食べるものの、エサの交換時に入れたてを100と%すると大体ほとんど食べ尽くしていたくららちゃん(粉末が残っている位)ですが、体重減少時には80%位と、換羽期の体力減少で食欲が落ちた事もあると思います。
出血に関しては、上記写真は比較的多く出血した時の写真ですが以降はカサブタが治るまで小まめに出血はするものの、腫瘤の中がドロドロで液状では無いので、出血しても直ぐに自然止血している為、体重が落ちるほど激しい貧血を起こすものではあ無かったと思います。(これが小まめでもずっとズルズルと続けば慢性貧血の恐れもありましたが)
けれど、食欲に関しては、普通の子でもある「換羽期の食欲低下・出血時体力低下」という私達の憶測でしかありませんでした。
「くららちゃんは徐々に弱って行くタイプの症状。いずれは少しずつ体重が減って行くと思ってください・・・。」とかかりつけ医からアドバイスを頂いていた、「その時が来た」と言う事もあり得えました。
体重では無く「目安にするようにアドバイスされていた胸骨の出具合」も、私達が触っただけでは「体重が減少したから前よりも痩せて出っ張ってきた。」という明らかな変化は分かりませんでした・・・。
↑何分、これだけ腫瘤が出っ張っているので、胸骨を触るにも大変なんです^^;。腫瘤が邪魔してくれるので^^;先生でも「今日は分かりにくいわねぇ^^;」と言われる時もあったので、一鳥飼いの私達には微妙な変化は分かるはずも無く・・・^^;。
結果、80%と多少食欲は落ちているとはいえ、それ以外は普段通り元気で・自分から食べたい時に食べに行き・糞も出ている状態で「体重が急に落ちたのは何故だろう?」という前書きが長くなってしまいましたが、そうした疑問が沸いたわけですね(^^ゞ。
医師の診察やアドバイス結果は、
- 胸骨は体重が減少している割には、以前よりそれほど極端に出てはいないよう。
- 徐々に痩せては行く状態ではあるが、胸骨の変化がそれほど見られない事から(もしかすると)換羽で体力が弱っている為(健康な子よりはなおさら)、体重も減少したのかも。
・・・因みに最後に診てもらった時のくららちゃんの胸骨は、あと少しで1度〜2度(胸骨の出具合を表現する度合。1度が一番ガリガリで脂肪も筋肉も無い危ない状態です)と言われています。
●参考HP:小鳥の体重測定・削痩度・肥満ー削痩度の判定、小鳥の病気.com
●コンパニオンバードの病気百科―飼い鳥の飼育者と鳥の医療に関わる総ての方々に薦める“鳥の医学書”・・・P.246
- 出血に関しては、貧血の症状も貧血かどうかを診る体の部位も貧血を起こしている様子が見られないので、食欲(体重)にはそれほど影響は与えていない様子。
(直ぐに自然止血されるのが幸い。でも続くようなら注意) - まずは換羽が終ってその後体重がどうなるのかを観察する事。
- 栄養価の高い食事を引き続き与える事。
(現在1日2回5滴程度与えている病鳥用フォーミュラーの量を数滴増やしても良い。)
フォーミュラーを少量にしている理由は、過去の日記「フォーミュラーに関する考え方についてーその1」「その2」をご覧くださいマセm(__)m。
- くららちゃんの痩せ具合に関しては、「健康な時・腫瘤が出来てからの平均体重は○グラムだったから、この位(○グラム)でキープできていれば大丈夫〜」と体重を目安にするのではなく、あくまでも「胸骨の出具合で痩せてきたかどうかで判断する」事。
- 体重での判断は、健康な時(腫瘤が出来てからの体重)と、今とでは判断基準が変わってくる。
同じ体重でも、それで大丈夫と言う子もいれば、それよりも体重が有るのに亡くなる〜と言う事が有る。
病鳥の場合、体重では(特に腫瘤等持ちで本鳥の体重が分からない子)は、どんな子でもその子の痩せ具合・状態は分からない・判断基準にはならないと思って良い。
- とりあえずの目安として、腫瘤込み60グラムを切ったらボーダーラインと言う事で、栄養吸収を助けるサプリ等、何らかの補助的療法をしましょう。
・・・と言う診察とアドバイスでした。
正直言っていよいよ「症状が進んできて痩せてくる状態」だと思っていたので、「思ったよりも胸骨は出ていない様子」と言われた時は安心しました。
私達が触った感触では、多少の変化は分からないまでも、ずっと痩せて突き出ている状態のままなので、「えっ!?そうなの?」と思ってしまった私達です(>_<)。
先生もとりあえずの基準として「60グラムボーダーライン」とされましたが、消化不良など起こして栄養が今以上に外に出ないようにと言う、早め早めの対応の為なのでしょうね・・・。
幸い今は換羽も出血もようやく落ち着き、体重・食欲も戻りつつあります。
食欲は日によってマチマチではありますが、80〜90%食べきってくれています。
体重も最大時は67グラム前後、最少時は64グラム前後と変動はありますが、換羽時よりは増えてきてくれているようです。(目安ですが(^_^;)。)
他の子達が嫌がる病鳥用フォーミュラーも、口にスポイドで落とすと何の抵抗も無く飲んでくれています(^^ゞ
・・・嫌なのか好みが決まっていないのか・抵抗する体力が無いのか(^^ゞ?
他の子は多少甘みを加えて飲み易くするために、オリジナル(雛用)フォーミュラーをほんの少量混ぜて味付けするのですが(^^ゞ。
腫瘤もいじらないのでカラーの必要もないし、本当に手のかからない良い子です♪
まずは60グラムを切らない事を願いつつ介護したいと思います。
あとは胸骨をまめにチェックですね。
こちらも大人しくておっとりサンなので、抵抗することなく触らせてくれます(*^_^*)。
胸骨・胸筋の事は鳥を飼われている方であれば一度は聞いた事があるかも知れませんね。
良かったら肥満かどうかの判断にもなりますので、一度愛鳥の胸骨を触ってみてくださいマセ(^_^)v。
・・・と言う事で、今回はくららちゃんの体重変化についてでした^^;
次回は糞の変化=「圧迫排便をしなくても良くなった疑問」について書きたいと思います。
長文失礼いたしましたm(__)m。
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